春暖のみぎり、皆様いかがお過ごしでしょうか。
春風薫るこの時期は、花見やピクニックなど、つい外に出たくなりますよね。
さて、今日は「お食い初め(おくいぞめ)」についての話題をお届けします。
「お食い初め」とは、新生児の生後100日目に行われ、乳歯が生え始めるこの時期に、子供が「一生涯食べることに困らないように」との願いを込めて食事を口にする儀式の事です。ただし口にするといっても、食べるマネをするだけ。これは平安時代から続く、日本古来の風習だそうです。
伝統的な形の「お食い初め」は、一汁三菜の「祝い膳」が基本。
1. 鯛など尾頭(おかしら)つきの魚
2. すまし汁(鯛、鯉などの実)
3. 煮物 4. 香のもの
5. 赤飯、もしくは白飯
さらに、丈夫な歯が生えるようにとの願いを込めて、歯固めの小石を添える習慣もあります。
といっても、これだけのものを自分と用意するとなると結構大変。
当店にもちょくちょく「家族で子供の100日をお祝いしたいので、お食い初めの献立を用意してくれませんか?」というご要望が寄せられるのですが、勿論可能です!
画像は先日当店でご提供させて頂いた「お食い初め」の祝い膳。
3000円よりご予算に応じて承りますので、お気軽にご相談下さい。
ちなみに画像にある漆塗りの立派なお膳は、地元・淡路島にある日本最古の社と言われる伊弉諾神宮に「お宮参り」に行った時に頂いたものだそうですよ。
日本の古き良き伝統文化に触れながら、ご家族みんなでお子様の成長をお祝いするのは、また格別の慶びです。
寿司一では「お食い初め」に限らず、「初節句」などの伝統行事の献立もご用意する事が可能です(要予約)。
皆様のご利用を、是非、お待ちしております。